昨年の話ばかりで恐縮なのだが、12月18日の日曜日、お招きを受けて『いえすまいラブ!?』という舞台を観にいってきた。舞台作品に招待されるというのは初めてで、でも本当に行っていいのかすごく迷った。普段は迷う時はやめることにしているが、この時は違った。別の私が「どうしても観てみたい」という、可愛い私のためならと出かけてみた。場所は築地本願寺の境内にある築地ブディストホール、確かここって息子が出演した『みんなのミュージカル ホンク!』の劇団が別の舞台、確か『 青い鳥』を上演したところなのではと思った。調べてみたらそうだった。家から近いのもあり、ちょうど卒論も終わったところで時間もある。ご招待頂いた方にはお花だろうか食べ物の差し入れだろうか、色々迷ったがいつものパティスリーSAKURAでクリスマスっぽいお菓子をお土産に買って出かけた。

何故舞台に招待されたのか、理由を書きたい。私は興味があるとなんでも熱心にほじくり返すように調べるたち。多分2chで言われる「鬼女(キジョ)」というジャンルに属しているのだと思う。いったん誰かをターゲットにすると根ほり葉ほり調べて特定したり吊し上げたり晒したりする。「鬼女(キジョ)」というのは、「既婚女性」の略で、略して既女が鬼女と呼ばれるようになった。もうひとたび狙われたら絶対に逃げられない。もう地の果てまで追いかけられて追い詰められ何もかも晒され息の根を止められてしまう。私にもこういう性質はあるが、2chではやらない。そういうのってするといつか自分に還ってくると思うから。人の嫌がること、やめてと言われたらやらないしなるべくしないように気を付けている。本当にそう、でも「やめて」と言ってきた人はあの朋輩だけ、もちろんそう言われたことは削除した。あっちはどうなのと思うけれど、彼女はもうスルーすることにしたのだろう。それにあれは私の愛だ。なんて、ごめんね。そのうち綺麗にしとくから。

まあそれは置いておいて、そう言う訳で私はおおえかが一体何者なのか知りたいと思っていた。何やら劇作家だと聞いていたが、それはそんなにすごいのだろうか、そしてどんな作品を書くのだろう。大学の講師一覧のところにOの情報も何も書かれていないし、Faceookもやっていない。こう言ってはなんだが、ショービジネスをしている人は必ずSNSで何かを発信するというのは、息子のミュージカルで様々にお知り合いになった俳優女優の方たちから学んだ。発信することで自分や自分の想い、これからの夢を語るというのは大切な戦略とまではいわないが、上手く使ってイメージを創るというのはセルフブランディングと共に宣伝広告になる。何故彼はしないんだろう。

そこで私の得意技、ネットリサーチをした。私の検索力はあのMicrosoft 時代に培ったもので、あそこは世界中にサーバーがあり色んなチームが研究開発を勝手にやっていて、そこで知りえた情報をセキュリティをかけながら好き勝手にアップしている。その子細に枝分かれしている情報の山から自分に必要なものを様々なキーワードで検索していくのだ。それも英語だよ?もう死ぬかと思って本当にこの時も死にかけました。どうしてこんなチームに来ちゃったんだろうと大後悔したりして、まあそれはいいけれどそこを出た後に色々な事件に巻き込まれたりこうして何か必要な情報を探すというのには十二分に役に立つようになっている。だって日本語、もしくは簡単な英語でいいんだもん。技術情報はそうじゃない、本当に苦しかった。

で、調べたらkyoku_hoku というのがキーワードだとわかった。以前O(=おおえか)の上梓した作品のtogetter などみつけ(これも削除した模様)、そこから更に調べるとTwitterとnote(これらも全部削除された)をみつけた。それも隅々まで読みこみ色々わかったことがあった。他にも調べ方があり、削除されているもののプロフィールのキャッシュなどからも見ることが出来るものがある。東京生まれ東京育ちだとか、なのになぜ京都造形芸術大学しかも通学生として29歳で入学したのだろうとか、去年大学に講師助手として来るまで何をしていたのだろうとか、この大学は学費も高いし東京から京都の大学となるとひとり暮らしとなり生活は大変だっただろうとか、あの貴族をdisってイジメたもの気持ちはわかるとか色々。苦労したことがない人はわからないと思うが、お金がないって本当に大変なのよ。私も一人暮らしの時は貧乏だったでえ~今もそんなに変わらないともいえるけれど。

お金なくて一足しかないストッキングを破れないように毎晩手洗いしてはいていたし、給料が入るとまずお米を5キロ買った。お米さえあれば飢え死にしないから。自分はともかく他人の情報をほじくってと怒る人がいると思う。でも彼は脚本家といってもまだ一作品しか上梓していない、その前は舞台俳優だったそうだ。なのでいい先生を上手く演じられたのだろう。でもそれ別に悪いことでもないし、模倣がホンモノになっていけばいい。それに俳優が先生やったって全然いいと思う。でもいい先生を演じながら陰でこそこそ自分が生き残るために策略するのがどうなのと言いたいわけ。おまけに「大学やめたい」「もう行きたくない」「単位のために我慢して授業受ける」なんて生徒を量産していてどうなのと言いたいのです。

そこから更に『イナズマ』が上演された劇団の次回作を発見し、その作品の出演者俳優募集とある。もちろんするつもりはないが、何かわかるかもしれないとメールを送ってみた。でも全然返事がこない、「もし返信がない場合はこちらに」と書いてあるメールにも同じ内容で送ってみた。これも返信がなかった。私はOがサイト担当で、私からのメールを無視していると思った。だが違った。名前を出すとご迷惑になるといけないので伏せるが、そこに多分何かで関わった方なのだろう。その演目はもう終了していますが、別の劇団でこういうのがありますので来ませんかとご連絡を頂いたのだ。確かにみたら2016年3月に終了したものだった。

私はこの方にOの話は一切していない。もしかしたら友達なのかもしれないし、聞いたら傷つくかもしれない。私はOについて調べるつもりでこの方に接触したことになり、知ったら色々思うところもあるだろう。メールしていきなりお誘いを受けたのではない、Oの作品の次に上演されるのが私の故郷がモチーフになっていたからだ。なのでシナリオが欲しいともお願いした。外部に出さないという約束で送っていただき、そんなに演劇に興味があるならとお招き下さったのだ。なのですごく申し訳なく辞退するつもりだった。でも可愛い私が行ってみたいというじゃない、私に負けたのだ。

私はOが昨年文芸フリマで出した『キョクホク』を手に入れていた。Iさんが持っていたので「頂戴」といって奪った。でも今はもう手元にはない。自分達の文芸フリマの時の参考資料に持ってくるように誰かに言われ、持っていったらどこかに消えてしまった。多分Iさんが取り戻したと思われ。でも読んでも何がなんだかサッパリわからなかった。なのでお招きいただいたものも、多分何がなんだかさっぱりわからないものだろうと思ったが、そんな事はなかった。スターウォーズのストーリーがわからなかった私にも何がどうなっているのかよくわかった。そして、とても面白かったのだ!!

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招待されたから気を使っているとか思ったらお門違い、特に私が観たのが千秋楽だったせいか、熱量も半端なかった。文芸コースの授業で「作中作」という技法を学んだが、「劇中劇」というものもあり、文字通り笑いあり涙ありであっという間に時間が過ぎていった。最初は「東京03」並みにコントが展開するのでこういうのがずっと続くのかと思いきや途中でシリアスなシーンが入ったりお色気ありで観客を飽きさせないスピード感。それに感心したのは(偉そう?ごめん)配役がどれもピッタリ決まっていて違和感が全然なかった。どういう事かというと、例えばテレビドラマで近々放送される『不機嫌な果実』、あれは原作林真理子さんだけれど、その続編を誰かが書いた脚本で放送されるそう。ストーリー、うーんちょっと待ってよ、続きってまた同じような展開で、主人公が新しい旦那さんに飽きて新しい男によろめってそれはないじゃないと私は思った。人生には様々なステージがある。ちゃんと林真理子さんの書いた原作のものは、主人公が今度は子どもが欲しいと色々策を練るところでラストだ。だったら次は子どもが産まれてママ友の世界でよろめいたり戦ったりマウントしたりという世界があるはずだ。なのに相変わらず旦那と二人家族ですったもんだしている。しかも主人公があの人、もー全然わかってない。そういうずるい事を考える小悪魔的な女性はむしろあの脇役のあの清楚で可愛いくみえるあの人のほうがしっくりくる。元の旦那と現旦那も逆、テレビみないのでドラマみない思うけれど、ネットで相関図をみてチラチラまたいらんことを考えてしまった。そういうのが『いえすまいラブ!?』にはなかった。構成もストーリーも全然違和感がなかったし私もこういう作品を作りたいと思った。

最後の最後千秋楽ということなのか劇団の団長が力いっぱいの挨拶をしていた。「みなさんが支えてくれているので私たちは上演することが出来ます」というもの。観に来て良かったと思った。やっぱり現場に赴き自分の目で確かめないと何も本当のことはわからないとも感じた。息子のミュージカル、私は受付も裏方も広報もチケット販売も後方支援も全部やってみた。それはもちろん強制でなく希望者だけで、そんなに頑張らなくて良かったのだけれど、先生達、そしてプロ、アマの俳優たち、毎日毎日全力で「いいものを創りたい」という熱意に溢れていて、よく倒れないなと感心していた。なので自分も何かしたいと奮起してしまった。そのお蔭で面接授業の単位が足りなくなり卒業が危うい事態となっていたが、あの時没頭した様々な出来事は全部自分の力になったように思う。卒業制作を最後の最後までやれたのは、あの時槌かえた力のお蔭だと思う。舞台を作るってこういうものなんだよとよくわかった。本当に驚く程のリソースが集まってひとつの作品になる。なので私は第二期今年の回は息子を参加させなかった。もう嵌りこんだらこればっかりになるのは目に見えていた。また同じようにからっ空になるまで力を使ってしまい、きっと周りが見えなくなるだろう。そういうものに憑りつかれたのがビュアーマリーの先生達なのだろう。本当に演劇の世界は底なしの魅力がある。

『いえすまいラブ!?』も同じだった。きっと舞台に憑りつかれ、死に物狂いで準備して上演している関係者の方々。すみません、私正直「つまらなかったらdisってやる」くらいの勢いでした。舞台に関わる人達全員oの仲間で私とは敵なんじゃないかとか。でももうサッパリと反省しました。本当に良かったです。今度は自分でチケット買ってみにいきます。何事にも全力投球、こんな素晴らしい仲間達に囲まれている筈なのにOはなぜあんな風に色々な人の足を引っ張るような事ばかりするのだろう。それは多分自信がないせいだと思う。私がTwitterをほじくりだしたらあっという間にアカウントを削除して逃走してしまった。「だからなんだよ」くらい言うのかなあと思っていたのにnoteに書いたブログまでdeleteして。でもそれ、自分の書いた「作品」ともいえるのでは。私も時々出したり引っ込めたりする記事があるけれど、自信がないんじゃない逆で誰かにまたパクられたら嫌だと思うから。おまけに「ストーリーとシナリオ」の教室に何度か顔を出したけれど、「あっ」という顔をしただけで挨拶もなにもない。普通なんか言うでしょう色々あったんだから。私も何も言わなかった。本当なら「ねえ、なんか私に言う事ないの?」と言いたかった。

それにあの授業、びっくりする事に定員80名出席者27名で「定員オーバーなので」って私は出席できなかったんだよ。しかも授業の資料は出席予定の各生徒に事前に郵送されていた。今までそんな事一切なかったでしょう。普通は後ろの机に授業で使う資料がすらーっと並べられ、生徒が各自一枚ずつとることになっている。多分私が教室に来ると思って伏線を張ったのだと思う。そこで私は授業を受けている生徒に色々と聞いてまわった。すっごく面白い感想が色々聞けて、やっぱり私の主担任の先生が授業を担当すべきだと感じた。うん、今日はもうこのくらいにする。

そういう訳で思わぬ展開になったOサーチは、演劇にはまる人の気持ちがよくわかり、やっぱりライブはいいという、自分も下手したらその世界に嵌ってしまいそうだという展開になった。私もシナリオを書いてみたい。

んん?なになに?

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ぎょえー!楽しそう。でも私今こども食堂が佳境に入って来て、他にもやらないといけないことが。しかもこっちに出るならホンクに出てよと先生に言われそう。息子が演っているときにほわーとしたお誘いがあったがびしっと断ってしまった。本当はやってみたいです、でも私が出るなら息子がやらないというし、自分よりもっと子供たちを慮ってという深川のお父さんからの戒めもあり、私はこちら方面は観客に徹することにしたい。

しかしこの石井さんという脚本家は天才なのではないだろうか。今度観に行く時はお話してみたい。また観に行きますのでよろしくお願いします。皆さま生まれたばかりの演劇集団「一人前企画」をよろしくお願いします。

※こんな記事をみつけた。そうか、2005年にも上演されていたのね。何もかも見つけてしまうなあ。鬼女って怖いね!