京都なんて何年ぶりだろう。それこそ小説に書いた通り、地元にいて独身の頃は、桜か春緑の頃ドライブがてら何度も来た覚えがある。もう「前世」と言っていいくらい以前の出来事。友達と、家族と、恋人と、いつも同じようなコースだったりその時の興味の向くまま坂本龍馬を訪ねる旅とか色々だった。名古屋から京都はそんなに距離もなく、日帰りでも何度も出かけたものだった。当然いつも車、恋人とは新幹線のリッチな旅だっとか、亡くなってしまった当時の親友とも来たとか、あの頃は必ず地主神社か鈴虫寺に恋愛の祈念をしたとか京都というと色々色々思い出す。もちろん京都は大好きだった。

でも今、京都というとちょっと微妙な感じ。そして今回の旅の目的は遊びではない、でも仕事でもない。そう、大学の卒業式にきたのですよ。正直来るつもりなかったし、「東京のキャンパスだけで卒業した」というつもりだった。でもちょっと事情が変わり、思い切って出掛けることにした。


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帰ってきたので続きを書きたい。

大学の卒業式など絶対に行く気はなかった。会いたい人、改めてお礼を言いたい人など誰もいないし、行っても嫌な思いをするだけなのは明らか。冷やかな空気の中で発表、食事会、卒業式、その後の分科会。わー絶対嫌だ!!

仕事でもあるまいし、わざわざ行く必要があるかというと全然ない。東京から京都の本校に行く物好きなどほんの一握り、行っても行かなくても誰も気にしないだろうしお金が勿体ないと思っていた。それこそ、その分で家族で美味しいものを食べるとか、娘ちゃん連れて歌舞伎を観に行くとか3月末の歌舞伎座の俳優祭りに今年こそいってみたいとか、普段何もないところにそんなところに行けばまた豊洲のボスママ軍団や夫に「いい御身分」などとdisられやっかまれるけれど、「卒業式に行かない代わりに」というならいいだろうと思ったり。

でも「行かなくてはならない事情」が出来てしまった。娘が学校に行きたがらなくなり、理由を聞けばそれは大人の私でもやっぱり行きたくなくなるだろうというもので休ませてしまった。でもやっぱり学校は「行かねばならない」ところだと認識して欲しい気持に変わり、だったら私が「どうしようもないくらい行きたくなくて嫌な大学に行ってみせる」というのが必要かなあと考え、「ママの方がこんなに悲惨な状態で四面楚歌っていうのはこういう感じ、あなたなんてまだ「大丈夫?」って聞いてくれる同級生がいるし先生達が心配して色々配慮してくれるじゃない?ママなんて大学生でしかも通信生だから「嫌ならやめてください」っていうところな訳、でも頑張って通って単位とって卒業したんだよ、しかも敵陣の京都本部でやる卒業式まで行ったんだよ!だから娘のあなたも頑張って」と言いたかった。

という決意を延々と話して聞かせたら、大学卒業式に行く前にあっさり学校に行ってくれるようになり、じゃあやっぱりもう行くしかないじゃない、行かなかったら「やっぱりママだって行きたくないからさぼった」と思われるし言われるだろう。もー!行けばいいんでしょ行けば!という捨て鉢な気持ちがてんこ盛り、でもあえて行くのも面白そうという私もいて、気持ちがカオスってわけわかめ。

でもどうせ行かないといけないならと「行くならせっかくなので」と色々調べだし、京都行けるなんてもう一生のうちで最後かもしれないとあれこれ思案、あれも行きたいこれも見たい、そうだ千住博先生の襖絵などと夢が膨らみだしやっと本気で「じゃあ行くかあ」という気持になった。

とはいえそれでも前日もやっぱり行くのやめようか、でもでもドタキャンなんかしたら子ども達特に娘がなんと思うか、いやーでも体調不良なら理由になる?とかもうこれでも散々悩んだのですよ。

逆に一泊二日なんてMOTTAINAI、どうせなら連泊なんてことも考えたりして、気持ちがチリジリバラバラ一体どうなるかと自分でもわからなかった。当日の朝起きて「やっぱりイヤ!行きたくない!!」となれば行かないだろうし、「なんかいい感じだわ、京都是非行きましょう」になるのか自分がどうなのかさっぱりわからないままに就寝。こういう時に限って子ども達全然寝てくれなくて、ママママママママと夜中までまとわりつき、一緒に寝たら寝たでごにょごにょくっついたり話し始めたりして全然寝られなかったくそう。 

でも朝起きたら「はっ、ちょっと寝坊した?」と焦ったせいでどんどん支度できた。あー私行くんだ、「せいぜい頑張ってね」と私のもう一人の私が冷やかに見ているかと思えば、「ああそうだよ行くよ行けばいいんでしょ」という捨て鉢な私もいて、まあここまで来たら行くかあと半分諦めたような気持ちで出発。地下鉄でいくかバスで行くか迷って荷物が多いから地下鉄の駅より少し近い停留所のバスにした。タイミングよくバスが来て東京駅の八重洲口に到着。
   

しかし豊洲は便利な立地だと改めて思った。約30分で新幹線に乗れるとは。朝早いせいか席も空いていてラッキー、早速せんとくんと朝ごはん。サンドイッチを食べ珈琲を飲み、色々愚痴を言ったり相談したり、「良かったせんとくんがいてくれて」としばし会談。

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東京から京都までのぞみで2時間半かあ、やっぱり京都は遠いわねと思ったけれど、あっという間に到着。天気がいいので途中富士山が綺麗にみえたり雲がかかっていたり、すっきり見えた時は真っ白。雪が好きなので幸先("・∀・)イイ!!と嬉しかったなー

さて、これから一泊二日の京都の旅を色々書いてみたい。でもいつもの長々ブログだと自分も疲れちゃうし、最近とうとうパソコンが調子悪くなって来て、長文を書くとフリーズしたりするので細々書きたい。様々な課題、レポート、そして卒業研究でこき使ったasusのノートパソコン。思えば「文芸部ならパソコンひとつで卒業できる」と思って編入し、それはその通りになり卒業出来たけれど、果たして入学したのは良かったのか悪かったのかと思うと今の時点では吉凶混合、正直卒業式にも行きたくないくらいだからやや凶よりではあるが、パソコンが死にかけるくらい様々な文章を生みだせたことは思い通りの時間を過ごせたということでこれだけは良かった。

卒業したら新しいノートパソコンという目論見は、卒業式のために京都に行くという決定によりちょっと難しくなった。でもまたどこかから臨時収入があったり、コツコツというか自動購入しているビッグ、ロト6が当選するかもしれないし、それまではこのパソコンを使うつもり。そうだ、卒業記念にデータバックアップしてリカバリしてみようか。せっかく書いた小説やあれこれがクラッシュでもして吹っ飛んだら洒落にならない。

ということでこれから書く目次を書いてみたい。

お久しぶりに京都へ「やっぱり行くしかないか」
・卒業研究発表会の前にご利益を頂く神社仏閣巡り
・平安神宮へ『細雪』ごっこ私は谷崎潤一郎が好きなの
・さあいよいよ陣地へ乗り込む「卒業研究発表会」
・文芸コース懇親会「豆水楼」はホテルから徒歩3分
・早く起きて冬の貴船にわざわざ行ってきた訳
・京都造形大学卒業式・分科会ってこんな感じよ
・【終わりは】まとめ【始まり】

あっという間に書けるかぐずぐず書いてはやめてそのままになるか、出来るだけちゃんと最後まで書こうと思う。この書き方、目次を予告して連載みたいなのってどこかで見たと思ったら、小池百合子さんが都知事に立候補してもう一週間後に投票日という時に「小池百合子インタビュー」という連載を始めた人がいて、今頃何書いてるんだろうと正直な気持ちをあのサイトに書いたら垢バンされたのを思い出した。こんなことで(笑)と思ったし、出されたおかげで卒論が出来たともいえる。SNSの断捨離は時には大鉈を振るわないと叶わないこともある。それは人間関係も同じなのではないだろうか。

ということで京都造形芸術大学でも様々な人間模様、出会いも別れも友愛も敵対も何もかもがあった。そんな思い出も書いてみたいと思う。